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今回は「アラートセンター」についてご紹介いたします。
アラートセンターはデフォルトの状態では未設定の状態のため、そのまま使用していると便利さを実感することができません。しかし、テスト結果や進捗の確認をアシストしてくれるため、特にテストリーダーやテスト管理者の方にお勧めしたい機能です。
この記事では事例を交えつつ、アラートセンターの機能と設定方法をお伝えいたしますので、ぜひご覧ください。
アラートセンターとは
アラートセンターの主な役割は、テストフェーズの進捗の遅れやレビュー依頼時にテスト結果の不備を検知し、通知することです。
進捗の遅れの検知
アラートセンターを設定すると、テストの消化が設定した進捗率よりも遅れている場合に通知を表示させることができます。進捗の集計タイミングは毎日23:30頃となります。
進捗を確認する方法としてレポート機能がありますが、レポート機能はテスト管理者自ら情報を確認しなければなりません。アラートセンターは自動で検知を行い、画面上に通知を表示するため、確認の抜け漏れを防ぐことができるというメリットがあります。
レビュー依頼時のテスト結果の検知
アラートセンターはレビュー依頼時のテスト結果も検知することができます。
テスト実行者がテストを完了し、レビューを依頼したタイミングで検知機能が動作し、テスト結果に空欄や含めてはいけない結果がある場合に通知を行います。
アラートセンターの設定方法
アラートセンターの設定方法について説明します。設定にはプロジェクト管理者以上の権限が必要です。また、アラートセンターの設定はプロジェクト全体への適用となります。個々のテストサイクルやテストスイートへの設定はできませんので、ご注意ください。
QualityForward画面左側メニューの「アラートセンター」よりアラート一覧画面を開き、「アラートセンター設定」ボタンを押すとアラートセンターの設定画面へ進むことができます。
テストフェーズの遅れを検知する
アラートセンターの設定画面内の「テストフェーズの進捗に遅れがある」の項目にて「利用する」にチェックをして、アラートが表示される遅れの割合のタイミングを指定します。遅れの割合は5%単位で任意に調整することができます。
アラートの重要度をプルダウンメニューより選択します。重要度はinfo(青),warning(黄),danger(赤)の3種類から任意に設定することができます。
各項目の設定後、「更新する」ボタンを押すと設定完了となります。
レビュー依頼時のテスト結果の不備を検知する
ここではテスト結果に空欄と"SKIP"のステータスが残っている内はテストを完了にできないケースを想定し、設定してみましょう。このケースでは、アラートセンターの設定画面で空欄とテスト結果の2つの項目の検知を有効にする必要があります。
アラートセンターの設定画面を開き、「レビュー依頼時、テスト結果に空欄が残っている」「レビュー依頼や完了時に含まれてはいけない結果が残っている」の項目にそれぞれチェックボックスを入れ、重要度を指定します。
「存在してはいけない結果」についてはラベル名のチェックも忘れずに行ってください。設定完了後、「更新する」ボタンを押下すると設定が有効化されます。
通知のアーカイブ
プロジェクト管理者以上の権限を持つユーザは不要な通知をアーカイブすることができます。またアーカイブした通知はいつでも戻すことができます。
今回はアラートセンターについて紹介しました。一度設定しておけば、進捗の遅れやテスト結果の不備を抜け漏れなく検知できる便利な機能となっております。まだ使ったことがないという方はこれを機会にぜひお試しください。