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今回はテストサイクル内の「デフォルト値設定」についてご紹介いたします。
デフォルト値設定は任意の設定項目になるため、必ずしも設定する必要はありませんが、活用することで効率よくテスト結果の入力・確認を行うことができます。
本機能をまだ使用したことがない方はぜひ参考にご覧ください。
デフォルト値設定とは
デフォルト値設定とは各テストサイクルに備わっている自動入力機能です。テスト結果を入力すると、事前に設定した内容が任意の項目に自動的に入力されます。
※本機能を使用するためには、テスト実施前にあらかじめ任意の項目に対し、自動的に入力される内容を設定しておく必要があります。詳しくは設定方法の項目をご覧ください。
デフォルト値設定のメリット
デフォルト値を設定することによって以下のメリットがあります。
<テスト実行者>
- テスト結果入力の際、規定の情報を入力する手間が省ける
- 誤入力のリスクが減る
<テスト管理者>
- 入力内容が統一されることでテスト内容を確認しやすくなる
自動入力により、既定の情報を入力する手間が省けると同時に入力内容が統一されるため、テスト管理者は内容の確認が容易になります。
例としてスマートフォンのアプリ検証のケースを見てみましょう。テスト結果以外の情報として、OSやアプリバージョン、検証に使用した機種などを記録する必要があるとします。
同じ環境下でのテストでもテスト実行者によって記載方法がそれぞれ異なると、テスト管理者の立場で見た場合、情報が把握しにくくなります。また、誤入力があった際も見落とす可能性があります。
デフォルト値設定として規定事項をあらかじめ登録しておくと、情報が読み取りやすくなります。入力作業もないため、誤入力を防ぐこともできます。
設定方法
デフォルト値の設定方法を紹介します。自動入力はテストスイートで設定した自由項目に対してのみ有効です。
自由項目がない場合は以下の手順に従い、自由項目を作成します。すでに自由項目を作成済みの場合はデフォルト値を設定するをご覧ください。
自由項目の作成
- テストスイート一覧画面から「設定」をクリックし、テストスイートの設定画面を開きます。
- 「テスト結果の自由項目設定」にて自由項目のラベルを入力し、入力欄下のチェックボックスをオンにします。使用するラベルの入力とチェック完了後、「更新する」ボタンを押します。
デフォルト値を設定する
QualityForward画面左側のメニューより「テストフェーズ」を選択し、デフォルト値を設定したいテストが含まれるテストサイクル一覧画面を表示します。任意のテストフェーズの「スイート一覧」ボタン、テストスイートの「サイクル一覧」ボタンを押下して対象のテストサイクル一覧画面を開いてください。
- テストサイクル一覧画面より、デフォルト値を設定したいテストサイクルの「デフォルト値設定」をクリックします。
- 「テスト結果のデフォルト値設定」画面には、デフォルト値を入力可能な項目が表示されます。任意の項目に反映させたい内容を入力して「更新する」ボタンを押します。
- デフォルト値を設定したテストサイクルを開始し、実行画面で結果を入力すると手順2で設定した内容が自動的に入力されます。
注意事項
テスト環境が変更された際は、誤った情報が入力されないようデフォルト値の設定を確認してください。
デフォルト値はテストの途中から設定することも可能ですが、変更内容は入力済みの欄へ自動的に反映されません。また、デフォルト値を設定後にテスト結果を変更してもデフォルト値は自動入力されません。
テスト結果と自由項目の欄をDeleteキーで削除後、再度結果を入力するとデフォルト値が反映されますが、テスト実施日が更新されますのでご注意ください。入力済みの項目へデフォルト値を反映させたい場合は他の項目より内容をコピー&ペーストしていただくことをおすすめします。
上記の注意点を踏まえ、有効に活用することでテストの入力効率の向上が期待できます。まだ使用されていない方は、この機会にぜひご利用を検討ください。